『試した人から変わる』シンギングボウルって何？ヒマラヤ発・癒しの響き

シンギングボウルは「お椀の形をした癒しの楽器」

シンギングボウルをご存知ですか？
見た目は金属でできたお椀のような形をしていますが、実はとても特別な楽器なのです。
棒でふちをこすったり、叩いたりすると「ゴーン」という深く美しい音が響き渡ります。
この音を聞くと、不思議と心が落ち着き、体がリラックスする感覚を覚える人が多いのです。

シンギングボウルは、チベット、ネパール、インドなどヒマラヤ地域で何百年も前から使われてきました。
もともとはチベット仏教の僧侶たちが、瞑想や儀式の際に使っていた道具です。
仏具というよりは、心を整えるための道具として、お寺での修行や瞑想の時に活用されてきました。

古いシンギングボウルは、銅、錫、鉄、金、銀など複数の金属を混ぜ合わせて手作業で作られていました。
ちなみに、私が使っているシンギングボウルも、職人がひとつひとつハンマーで叩いて鍛造したものです。
この金属の配合と職人の技術が、シンギングボウル独特の深い音色を生み出しているのです。

現代では、宗教の枠を超えて、ヨーロッパやアメリカなど世界中で、癒しの道具として愛用されるようになりました。
私たちの体の約60%は水分でできているため、音の振動が体全体に伝わりやすいんです。

現代では、様々な場面でシンギングボウルが使われています。

・ヨガやマインドフルネス瞑想の指導者

・音楽療法士や心理カウンセラー

・マッサージやヒーリングのセラピスト

・自宅でリラックスしたい一般の人々

・病院やクリニックでの補完療法として

特に、ストレスの多い現代社会で、心を落ち着かせる道具として注目を集めています。

シンギングボウルは、特別な技術がなくても誰でも音を出すことができます。
静かな場所で、ゆっくりと音を鳴らしてみてください。
その音に耳を傾け、体全体で振動を感じるだけで、心が静まっていくのを感じられるはずです。

古代チベットから受け継がれてきたこの楽器は、何も難しいことを必要としません。
ただ音を鳴らし、その波動を感じるだけで、あなたの心と体に優しく働きかけてくれます。
あなただけのシンギングボウルの倍音に包まれてみてください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。